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素顔ジャパンプロジェクト

メディアの責任、過剰なコロナ対策やマスクの問題を報じる動き 後編

(前編から続く)コロナ対策が子供たちに及ぼした影響、十数年後の悲惨な答え合わせの懸念

本記事の前編では、休校や黙食、そしてマスク常用など行き過ぎた感染対策が及ぼす深刻な影響について、様々なメディアの記事を紹介しました。

ヤフーニュースオリジナルやプレジデントオンラインなど、それなりに知名度や信頼性のあるネットメディア、雑誌メディアであり、記事内に登場する専門家も各分野で実績のある方々です。ただいかんせん残念なのは、世間に伝わるその情報量が圧倒的に少ないこと。

いかにネット時代とはいえ、やはり新聞やテレビといった巨大メディアが取り上げないことには話題になりにくい現実があります。

地方テレビ局が伝えるコロナワクチン、面会制限やマスクの問題

では全国のマスコミ全て沈黙かというと、一部例外もあります。コロナワクチンの被害についても報道を続けている中部日本放送(CBC)、そして静岡放送(SBS)は病院の面会制限の問題を取り上げています。

コロナ禍から丸5年。様々な対策はどれほど有効だったのか?(中部日本放送 CBC Web)

面会制限やマスク…過度な感染対策いち早くやめた 静岡市立静岡病院長が医療人類学者とこの5年を振り返る(YouTube SBS静岡放送)

最近ではようやく主要メディアもコロナワクチンの健康被害について報じるようになりましたが、当初からこの問題を扱っていたのがCBCの大石キャスター、マスク着用やアクリル板に感染防止効果が無いことを伝えています。

一方のSBSは、いち早くマスク着用などの過度な制限を取りやめた静岡市立静岡病院の病院長と、医療人類学者の対談形式で、感染対策の弊害や日本社会に与えたダメージについて論じています。ちなみにこの静岡病院の岩井感染管理室長は、素顔ジャパンプロジェクトのページでも、マスクの問題についてコメントをくださっています。

「子どもたちのためにできること」マスク自由を推奨した中学校校長(YouTube ハマちゃんねる)

さらに元福岡放送(FBS)の浜崎アナウンサーが、退職後に立ち上げたYouTubeチャンネル。コロナ禍でも生徒にマスクをさせなかった校長先生の講演など、複数の動画を視聴することができます。

新聞社やテレビ局の中にいて、本当はこの問題がおかしいと思っていても報じることができない(上の許可が下りない?)、そんな葛藤を抱いているメディア人は少なからずいるのかもしれません。

ついに朝日新聞がコロナ対策のやり過ぎを記事に! 次に続く大手メディアは?

そして今年4月上旬、ついに最大手メディアの1つ朝日新聞がコロナ対策を総括する特集記事を出しました。全10回の連載記事の中で、経済のダメージや孤独による自殺の問題を含めた多角的な視点で取り上げています。

休校、黙食…「子どもの声」聴けていたか 長く続くストレス明らかに(朝日新聞)

やり過ぎはなかったか 「みんなのため」が生んだ強制力 学者の後悔(朝日新聞)

特に第5回目では「子どもの声」がテーマ。長引くストレスの影響が出ていることが言及されています。さらに第7回では「コロナ対策の弊害」について。5類移行後もマスク着用が残ってしまい、生活への負の影響がある、元に戻したほうがいいと書かれています。

これまでコロナ対策の正しさ、マスク着用の必要性ばかりを伝え続け、やり過ぎの悪影響をほとんど論じてこなかったメディアにおいて、画期的な内容であると言えるのではないでしょうか。

もっとも、子供たちのマスク依存症の問題、煽り続けたメディア自身の責任と反省、諸外国と比べた客観的な検証など、まだまだ欠けています。これで終わりにすることなく、他の新聞・テレビも続いてほしいと願います。感染対策やマスクをタブー視せず、きちんと賛否両論を報じて検証する。その一歩になってほしいものです。



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