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素顔ジャパンプロジェクト

2025年、病院・医療・介護施設のマスク緩和は進むか?

この冬インフルエンザの流行もあり、メディアは相変わらずのマスク推奨を繰り返し、職場や学校などの現場でまたマスク着用の同調圧力が増しているという話も耳にします。もちろん咳やくしゃみなど風邪の症状のある人がマスクをするのはよいですが、健康な人にまで着用を求める風潮はいつまで続くのでしょうか?

日本社会のマスク依存は改善されるのか、素顔のコミュニケーションが当たり前の時代は戻ってくるのか。その大きなカギとなるのは、病院、医療施設や介護施設のマスク緩和です。

病院でマスクを強制&推奨されるから外せない


新型コロナの5類移行から2年近くたった今も、多くの病院施設でマスク義務や面会制限が続いています。日本人がマスクを外せない大きな原因が、ここにあると考えられます。

まず高齢者。マスク着用率が高い世代ですが、日常的に通院したり、病院や施設のお世話になる人が多い層でもあります。必然的にマスクを求められる機会も多く、習慣化してしまい、普段の生活でも外しづらい理由となっているのではないでしょうか。

若い世代は素顔の割合が高いですが、その中で赤ちゃんや小さな子供を連れたお母さんやお父さんにマスク姿が目立つように思われます。未就学児の子は病院に罹ることが多く、そのたびにマスクを求められます。「3歳なのにマスクをさせられた」「眼科や皮膚科なのにマスク強制だった」という声も寄せられています。

医療機関のマスク強制が緩和されないと、コロナやインフルエンザが流行るたびに、マスク着用の同調圧力が繰り返される。病院に通う頻度の高い層ほど、その影響を受けやすい。みなさんはどのように思われますでしょうか?

過剰な感染対策に高まる批判の声、もはや人権侵害?

コロナ後も過剰な制限を続けている医療機関。新聞やテレビなどの大手メディアがその問題を取り上げることは少ないのですが、それでも少しずつ理不尽な現場の状況が告発され、報じられる場面も出てきました。

病院・介護施設で続くマスク着用「行きすぎた感染対策で大切なものが失われた」(女性セブンプラス)
病院の面会制限いつまで?(朝日新聞/2024年12月)

2024年12月に実施された朝日新聞のアンケート調査では8~9割の人が面会制限を無くすべきだと回答、マスク強制に疑問を呈する声も少なくありません。いくつか抜粋して紹介します。


マスクや面会制限など、いつまでもウイルスに萎縮した社会を続けることに何もメリットはありません。一日でも早く、コロナ騒動以前の日本の社会に戻すべきです。(神奈川県 男 40代)
厚労省公表値で2022年8月には全年齢でインフルエンザの致死率・重症化率を下回った新型コロナであったが、過去のインフルエンザ流行期にもなかった対策・マスクの強要含む面会制限が今でも続けられているのはどう考えても過剰である。家族や友人の面会は生き甲斐にもなり、患者等の精神安定に寄与する。入院という制約のある生活の中で面会は日常につながる貴重な機会である。一律制限は病院の怠慢。(岐阜県 女 40代)
完全に人権侵害以外の何物でもない。5類移行後、1年半以上経つのに未だに面会制限を続けている病院が多いのが信じられない。病院内のマスク強要も含めて、コロナ騒動前に状態に戻すべき。(埼玉県 男 50代)
他の多くの国々ではとっくに面会制限もマスク強制も止めているというのに、日本だけが周回遅れなことを続けている。家族と対面することは、患者に精神的効果をもたらし、回復につながるのに、病院は逆のことをしているのである。またマスクは体に悪影響もあり、マスクが苦痛という人も少なくない。面会制限もマスクの強要も人権侵害である。(大阪府 女 60代)
家族と直接会う,会話をするといったことがどれほど病のとこにある人たちに励みになることか。マスクの強制なども重大な人権侵害だと考えます。着ける必要が無い健康体の人にまでマスク購入してまで着けさせるなど,異常なまでのマスクへのこだわりが続く。「とりあえず顔の前に何か着けとけ」とマスク着用の基準も形骸化しているのに,漫然と「入り口だけでもマスク!」を続ける病院は滑稽でしか無い。(東京都 女 50代)
面会制限もマスクも必要ない。医療・福祉施設のマスク強制にはもうウンザリ。顔も見せないで大人も子もどうやって相手を信頼しろと言うのか。(兵庫県 女 30代)
面会制限は病院側が楽をしようとしているだけに思える。コロナ以前にも感染症はあったが今の様な制限をせずとも大きな問題は起こっていない。以前の体制に戻すべきだし、入館時マスク着用に関しても撤廃すべき。(奈良県 女 50代)
去年入院していた家族。5類に移行した後も面会禁止で家族にも合わせてもらえず亡くなりました。非科学な面会制限を続けている事に怒りを感じている人は相当多いです。しかもダラダラ続けているのは日本だけ。ほとんど喋れない呼吸が苦しいはずの患者の酸素マスクの下に不織布マスクを着けさせる病院も多かった。面会させてもらえずボケが加速した話もよく聞きます。(宮城県 女 30代)
義母の居た介護施設ですが2024年も終わろうとしているのに面会15分、外出したら3日間監禁、寝る時もマスクでした。人権侵害です.と県知事や施設長に改善をお願いしても感染対策の一点ばりでした。(神奈川県 女 50代)
重大な人権侵害。コロナ対策そのものがどれほど人々の心身に悪影響をもたらしたか、顧みることすらせず、過去を正当化し続ける医療関係者の姿勢に憤りを感じる。マスク着用の強要も問題だ。厚生労働省でさえ「他者の意に反する着脱は求めないように…」としているにも関わらず、未だに不着用による診察拒否等が横行している。(茨城県 男 30代)
高齢の母が事故にあい入院をした2020年。母が自宅介護していた父は施設に入院、亡くなりました。この両院で面会制限がありました。父にお別れを言えなかったこと。母の手を取り、母の自責の念を和らげられなかったことを悔いています。日本人がこの対策禍の過ちに気付き反省するには何年かかるのでしょう。報道に従うのみで自分で考えず、過ちから学ばない国民、感染症対策として意味のないマスクを外せなくなった子どもたち、今回のように面会制限が当たり前のように続く状況を見るにつけ、反省する頃には国が亡くなっていると憂えずにはおれません。(広島県 男 40代)
2020年3月依頼を受け空港検疫課勤務。マスクで感染防止など出来ません。マスクは風邪をひき咳嗽ある方がすればよろしい。二酸化炭素を換気できないことのリスクの方が高い。またマスク着用後は覆っている部分を触らない、外す時は捨てる時という基本が出来ていないのでほとんどの方が不潔なマスクを着用しそれを触りいろいろなところを触っているのも問題。よって何故に病院はマスク着用をお願い(強制)し面会まで制限しているのか不明。(東京都 男 60代)
今年の春頃、90の父が急性の心不全で緊急入院しました。もう亡くなるかもしれないという事で、一応会わせてはもらえましたが、一回に一人ずつ、時間は五分までの制限付き。なんの権限があってそんな人権無視を病院が強制できるのか不思議です。高齢なので亡くなる覚悟はできていますが、せめて家族揃って、マスクで顔を隠すことなく、笑顔で送り出して上げたいと思っています。(東京都 男 50代)
刑務所よりも厳しい面会制限をしている病院もある。子供は面会不可の病院も多い。入院したら生きて帰らなければ子供に会えないなんて絶対におかしいです。海外は面会制限もマスクもしていないと聞きます。何故日本だけ感染対策の徹底をの設定が残っているのでしょうか? メディアもマスクについても徹底的に検証して欲しいです。(福岡県 女 50代)
面会制限とマスク着用義務により、母親は入院してから一度も孫の顔を見ることなく亡くなりました。こんなことはけっしてあってはならない(静岡県 男 50代)

1人1人が「これはおかしい」と声をあげること


面会制限やマスク強制が「人権侵害であること」「海外では行われていないこと」「コロナ以前はインフル流行時でも無かったこと」が、主だった意見として挙げられています。

にもかかわらず、なぜ改善されないのか? その理由として科学的な根拠があるわけではなく、「規制したままのほうが管理が楽」「行き過ぎた対策であったことを認められない」そして「メディアも話題にせず議論や検証がなされない」ことが指摘されています。

2025年、この状況に変化はあるでしょうか? すでに一部の病院では面会制限もマスクの着用要請も取りやめています。他がやっているならウチもと、まずは対応の見直しが広がることが望まれます。

そのためには私たち1人1人が黙っているのではなく、声をあげていくこと。1つ1つの声は小さくても、重なればメディアも無視することはできなくなり、病院施設が規制を改めるきっかけにもつながるでしょう。素顔ジャパンプロジェクトとしても微力ながら発信を続けていきたいと思います。



配布用チラシ

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